日本の賽銭箱

山神社・拝殿

音羽山清水寺は、798(延暦17)年、坂上田村麻呂が延鎮を開祖として創建されました。本尊は十一面千手千眼観世音菩薩立像、西国観音霊場三十三所の第十六番札所です。広い境内を巡って最後にお参りするのが「音羽の滝」です。流れ落ちる三筋の滝は清めの水として神聖化され、観光客にも大変人気のスポットです。この滝の前に御影石で造られた重厚な賽銭箱があり、正面に「賽銭」、左右の面に「新町丸太角 北條安豊」、後面には「安政五年戊午六月」の文字が彫刻されています。約260年前、新町丸太町角に住む北條安豊さんが奉納した石造の館型賽銭箱です。2枚の絵葉書は、大正後期〜昭和初期に発行されたもので、左の絵葉書は奉納された姿を残している写真ですが、右の絵葉書では賽銭箱の屋根が失われています。これが現在の音羽の滝の賽銭箱の姿です。昭和初期の頃に賽銭泥棒か子供のイタズラかで石造の屋根が壊されたのでしょう。初めてこの賽銭箱を調査したときは、木造の屋根が腐って失われたのだろうと思っていましたが、古い絵葉書によって、屋根も石造だったことが判明しました。

匠技


賽銭箱には、木工の箱組や彫刻、彫金や鋳金などの金工、石工や漆芸など、職人の巧みな技を発見することができます。

賽銭箱古噺


賽銭箱に関するおはなしです。

絵葉書に見る賽銭箱


明治後期から昭和前期の絵葉書の中に、近代の賽銭箱のすがたを見ることができます。

賽銭箱デザイン学会


賽銭箱デザイン学会は、